VTuber文化
VTuber初心者必見!VTuberのコラボを依頼する方法や、注意点とは?便利なコラボ配信向けのツールもご紹介
藍波
VTuber活動をしていく上で、コラボ配信をしてみたいと思ったことはありませんか?
初めてだと、どのようにコラボの声をかければいいか、配信当日までに何を決める必要があるのか、など、わからない部分が多く、不安だと思います。
この記事では、コラボに興味がある新人VTuberさん向けに、実際にコラボをするまでの流れや注意点を徹底解説します!
コラボ相手を見つけるには?
まずは、相手の活動に興味を示し、配信やSNSをチェックすることが、交流の輪を広げたい時の大前提です。
その上で、以下のような方法で接点をつくるのがおすすめです。
方法①:SNSで交流する
Twitterや、他のライブ配信アプリなど、使用しているYouTube以外のSNSを駆使して、交流を図ってみましょう。
あまり硬くならず、営業というよりは友達を増やす感覚で、リプライやコメントなどで声をかけてみると、仲良くなりやすいです。
方法②:配信を見て、コメント・共有する
気になったVTuberの配信を見に行って、コメントしてみるのもひとつの手です。配信の雰囲気を乱してしまう可能性もあるので、コメントのしすぎには注意しましょう。
直接コメントをするのが苦手なら、Twitterで配信を見たことを共有してみるのも良いでしょう。
方法③:VTuberの集まるDiscordサーバーに参加する
VTuberやイラストレーターなど、 VTuber活動に関連する人たちが集まり、告知をしあったり、役に立つ情報を共有したりするDiscordサーバーが存在します。そこで、コラボ配信の参加者も募集してみるのもひとつの手です。
興味ないトピックのサーバーに無理に参加する必要はありませんが、自分と共通点のある人たちが集まるサーバーを見つけて、参加してみても良いでしょう。
方法④:公募のコラボ配信に参加する
Twitterでコラボを公募するVTuberもいるので、興味がある企画を見つけたら参加してみるのもひとつの手です。大人数のコラボの場合もありますが、その中で興味のある人を見つけたら、個人的に連絡を取ってみると良いでしょう。
コラボ企画を立てる時に気を付けることは?
自分から誘ってコラボ配信を行う場合、企画を立てるのも誘った側の自分になります。初対面だと複数人でコラボし、仲良くなったら1対1でコラボすることが多いので、状況に合わせて企画を立てましょう。
特に意識しておくべき点は「コラボすることが、お互いにとってwin-winになる」企画を立てることです。お互いの配信の特徴や、視聴者層の特徴、コラボ相手との関係性を踏まえて、「自分がやって楽しいか」「相手が楽しめるか」「視聴者が楽しめるか」を意識し、面白くなりそうなコラボを企画しましょう。
コラボはどう依頼する?
基本的に、打ち合わせを申し込むようなイメージです。失礼のないよう注意しましょう。ただ、あくまでも楽しくコラボ配信をするための依頼なので、礼儀をわきまえていれば、堅苦しくなりすぎなくても大丈夫です。
依頼の連絡手段
TwitterやDiscordなどのSNSで交流が既にある場合はDMで連絡を取ることができます。そのような接点がない場合は、YouTubeの概要欄にメールアドレスなどの連絡手段が書いてないか確認しましょう。
最初のうちは連絡することに躊躇してしまうかもしれませんが、企画をしっかり練って、連絡をしてみましょう。
また、具体的な相手は決まっていないけど興味を持ってもらえそうな面白い企画が思いついたら、SNSで公募してみるというのもひとつの手です。
依頼時に伝えるべき項目
- ・企画概要
- ・日時(目安でも可)
- ・なぜ依頼したのか(〇〇という企画にぴったりだと思ったから、配信を見て仲良くなってみたいと思ったから、など)
- ・どちらのチャンネルでやるか(基本誘った側のチャンネルで開催ことが多いが、複数の視点でみることができるゲーム配信などは、各々が配信することもある)
- ・他の参加者(状況に応じて判断)
上記の項目を伝えるのに併せて、相手にNGがないか、守るべき世界観(住んでいる場所は言わない、など)があるかを聞きましょう。自分がコラボ配信をするにあたって、なぜ依頼相手がいいのか、どういう立ち回りをしてもらいたいのか、ということを明確にすることで、承諾してもらえる確率が高まります。
また、コラボ配信は友情出演のことが多く、出演報酬が発生することは基本的にありません。
コラボを承諾してもらった後は?
ステップ①:Discordサーバーに誘う
新しくDiscordサーバーを立て、コラボ相手をサーバーに招待しましょう。コラボ配信をする際の音声通話や画面共有を簡単にできるだけでなく、配信をするにあたって必要な連絡も、そのDiscordサーバーで完結させることができます。
ステップ②:決め事をする
以下のようなテキストチャンネルを用意し、配信当日までに決め事をすると良いでしょう。人数やコラボ内容に応じて、情報が錯綜しそうな時は、適宜チャンネルを分けて立てるのがおすすめです。
#掲示板
どのツールを使って配信を行うのか、いつ告知するのか、など、コラボ相手の意見を聞きつつ決めましょう。見失いたくない情報をまとめるチャンネルをひとつ作るのがおすすめです。
#立ち絵
サムネイルを作成したり、配信上で喋っている人を強調する表示をするために、必要な立ち絵をこのチャンネルで集めると良いでしょう。配信用のサムネイルなどは、作成したら、全体に送って確認を取るのも忘れないでください。
#雑談
自己紹介をしたり、雑談をしたり、質問をしたりしながら親睦を深めましょう。
ステップ③:配信当日
コラボ配信の準備に不慣れだったり、コラボ人数が多い場合などは、準備に時間がかかります。集合時間には余裕を持ちましょう。慣れてくると30分以内でできるようになりますが、最初はそれ以上の時間を取っておくのがおすすめです。
コラボ配信に便利なツールまとめ
VDO.Ninja(旧名:OBS.Ninja)
お互いが配信ソフトとしてOBSを使用している場合、一般的には、VTube Studio等のモデルを表示したウィンドウをDiscordで画面共有します。それに対し、VDO.Ninjaはブラウザ上で相手の画面を共有できる無料のWebサービスで、Discordを介した画面共有よりも高品質な映像を共有することができます。
nizima LIVE
お互いがLive2Dのトラッキングソフトとしてnizima LIVEを使用している場合は、Live2Dモデルをnizima LIVEの機能を介して共有することができます。背景の透過作業がいらず、高品質な映像を共有することができます。最大コラボ人数は8人です。
VTube Studio VNet Multiplayer Collab
お互いがLive2DのトラッキングソフトとしてVTube Studioを使用している場合、VNet Multiplayer Collabという有料DLCをお互いがダウンロードすることで、Live2DモデルをVTube Studioの機能を介して共有することができます。背景の透過作業がいらず、高品質な映像を共有することができます。最大コラボ人数は4人です。
▼VNetの使用方法を詳しく解説した記事はこちら▼
VTube Studioにコラボ配信が可能なDLC(ダウンロードコンテンツ)が登場!VTuber2人が実際に「VNet Multiplayer Collab」を使ってみた
Syncroom
歌のデュエットをしたい時、音ズレをなくしてコラボすることが理想です。YAMAHAの提供するSyncroomを使用することで、ほとんどリアルタイムに音声を合わせることができるので、コラボ歌枠の時に便利なツールです。
Discord Streamkit Overlay
Discord Streamkit Overlayは、参加者のDiscordのアイコンを一覧にして画面に表示し、発話時にアイコンが光るような設定にすることができる機能です。ゲーム配信の際に特に役立ちます。
Discord StreamKit:立ち絵変換
Discord StreamKit:立ち絵変換のサイトでは、発話時に画面上に表示された立ち絵が光るように設定するためのカスタムCSSをつくることができます。
まとめ
コラボ配信をするまでの流れや注意点をまとめてきましたが、参考になりましたでしょうか。
コラボを依頼することにハードルの高さを感じる人もいると思いますが、チャンネルの規模は問わず、面白い企画があれば積極的にコラボしてみると、VTuber活動をより楽しめるはずです。
スコマガではVTuber活動に興味がある初心者向けの記事を続々リリースしています。ぜひ今後も記事をチェックしてみてください!
この記事に関わった人
藍波
執筆
VTuber知識ゼロの学生ライター。VTuber業界に精通しているluco株式会社の社員たちの監修の下、初心者目線でわからなかったことを記事にまとめ、発信している。最近はお気に入りのモデルを手に入れ、自分が配信活動することを妄想するのが趣味。
夢乃ほのか
編集
ちょっぴり大人な社会人アイドルVtuber。Vtuberとしての活動の傍ら、「バーチャル社員」としてluco株式会社に勤務しており、二足のわらじでバーチャル生活をエンジョイ中。これまでのオタク人生を生かしたオタク特化の雑談配信が人気。「最推しじゃなくていい。あなたの忘れない人にしてくれませんか?」
鯨野アイカ
編集
VTuberでもあり、株式会社lucoスタッフでもある鯨野アイカ。VTuber活動を通して得た経験を活かして、lucoから生まれた素晴らしいサービスを世の中に広げている。「配信でもlucoの仕事でもたくさんの方を笑顔にしていきたいです!」
はっか
画像協力
「こんはっか〜!」TikTokで“100日後にVTuberになる“動画を投稿してデビューし、ショート動画を得意とするVTuber。雑談にゲームにASMR、いろいろ挑戦し、なんでもやっちゃえをモットーに活動中。「みんなと一緒に楽しい時間を過ごせたら幸せです!」